建築家

12/31/2020

山中湖ガレージハウスK

芙蓉台別荘地内のセカンドハウス

計画地は山中湖北側で標高1050Mほどに位置します。
東側に下る緩やかな18%程度の傾斜地で、傾斜の先には山中湖への眺望が開けています。
<クライアント要望>
・子供が自立したので東京と山中湖の2拠点を持ち、デュアルライフを楽しみたい
・仕事を引退したら半永住も考えている
・車が好きなので屋根付きのガレージ希望
・小さくても良いので趣味の為の部屋希望
・来客用のスペースも確保でき末長く楽しめる別荘であること
<MS4Dの提案>
1階をRC造、2階を在来木造の混構造を採用
・計画地が傾斜地であることから、横土圧を受ける為
・ガレージの上にメイン居室を設ける為
建物中央の階段を中心とした回遊動線
・廊下が一切なく、開放的で、効率的な構成
・効率的な構成によりご希望居室全てから山中湖の豊かな自然を臨める
床下空気循環装置
・2階から1階へ24h365日空気を回し続けるシステム
・山中湖の多湿対策(室内及び床下空気を動かし続けカビの発生を抑制)
・冬場の寒さ対策(東面南面開口部により太陽光線で暖められた床面の熱を建物全体に循環)
素敵なデュアルライフをお過ごしいただけたら幸いです

別荘新築計画
所在地 / 山梨県南都留郡山中湖村
構造・規模 / 地上2階建(1F;壁式RC造、2F;在来木造)
敷地面積 / 467㎡ (141.27坪)
建築面積 / 93.48㎡ (28.28坪)
延床面積 / 123.33㎡ (37.31坪)
設  計 / MS4D
構造設計 / 構造設計ASD
施  工 / 株式会社 丸格建築
設計期間 / 2019年10月-2020年4月
工事期間 / 2020年5月-2020年11月
竣  工 / 2020年12月

11/29/2012

山中湖別荘 S邸

標高1000m、冬季は氷点下以下となる山梨県山中湖畔の別荘

(さらに…)

12/28/2009

山中湖K邸


計画地は標高1000m、山梨県山中湖畔の別荘地内で、南側へ駆け下りる傾斜地中腹に位置し、周囲には唐松や赤松、クヌギが群生し、年中、山中湖からの湿った空気に包まれる場所です。

建主からの要望は、以下でした。
1;山中湖への眺望を最大限確保すること
2;デッドスペース、無駄な動線を省き、スペイシャスな空間であること
3;湿気対策が万全であること

斜面に沿って建物の断面がずれた形をとる2段構成とし、1Fの屋根が、2Fのテラスとなっています。テラスとリビングが一体となった2Fからは、山中湖の湖面、晴れた日には富士山を楽しむことができます。

また、勾配屋根に沿って移動した空気は、ファンで1F床下へ送られ、吹抜けを通して2Fへ戻る様に、宅内空気循環を計画しています。冬場は暖炉熱を利用し、暖かくなった空気を1F床下に送り込みます。夏場の湿度の多い時期には、別荘を留守にしていても室内、床下の空気が循環し、湿気から建物を守っています。

南側に大きな開口を持ち、張り出された庇は、夏場の強い日差しをシャットアウトすると同時に、冬場の南中高度の低い日差しは濃い色を選択した室内床に蓄熱されるように計画しています。機械設備になるべく頼らず、建物の形状が自然エネルギーを享受し、生活空間に生かされるような建物をめざしました。

別荘新築計画
所在地 / 山梨県南都留郡山中湖村
構造・規模 / 木造2階建
敷地面積 / 989.93㎡ (299.97坪)
建築面積 / 125.41㎡ (38.00坪)
延床面積 / 132.23㎡ (40.06坪)
設計 / 清水勝広+MS4D(担当;越智大輔)
構造設計 / 坪井宏嗣構造設計事務所
施工 / 株式会社 丸格建築
家具製作 / 足立木工株式会社
設計期間 / 2007年7月-2007年12月
工事期間 / 2008年4月-2008年12月
竣工 / 2009年1月