山中湖別荘 S邸
個人邸標高1000m、冬季は氷点下以下となる山梨県山中湖畔の別荘
建主の要望は3つ、はっきりとしたものでした。
1. リビングから富士山を眺望として捉える事
2. 高齢者配慮を施す事
3. 湿気対策が万全である事
玄関先まで車を乗り付けられる様な配置計画を行い、建物内は玄関から半階下がるとゲストルーム、半階上がるとLDKや主寝室となるよう、スキップフロアー形式を採用しました。木造にて4方向のキャンティレバーを実現する事で、防犯対策に配慮しつつ、外壁の雨掛かりを最小限に抑え、年中湿度の高い自然環境下での高耐久性を目指しました。また、2階天井から取込んだ空気を、1階床下や収納内から吹出すシステムを採用し、留守の間でも室内空気が常に循環し、湿気対策としています。リビングに設けた大きな窓から、刻々と表情を変える富士山を楽しめる別荘です。
所在地 / 山梨県南都留郡山中湖村
構造・規模 / 木造2階建
敷地面積 / 925.60㎡ (280.00坪)
建築面積 / 127.63㎡ (38.67坪)
延床面積 / 130.81㎡ (39.63坪)
設計 / MS4D
構造設計 / 構造設計 ASD
施工 / 株式会社 丸格建築
家具製作 / ニューファニチャーワークス
設計期間 / 2011年2月-2011年11月
工事期間 / 2011年12月-2012年9月
竣工 / 2012年10月