川崎N邸
個人邸敷地は三方を住宅に囲まれ、密集市街地に置ける典型のような立地です。外観はシンプルな片流れ屋根の家型です。天井いっぱいまで引き上げられた大きな開口は近隣からのプライバシーを守りつつ2階居室部に十分な自然光を導き入れます。開口部は密集する家々のわずかな空隙に向けて開くように設定しました。2階中央の光を取り入れる空間を真っ白の空間、その両側の部屋はグレートーンで構成した落ち着きのある空間とし、グレーの部屋の先に白い部屋、その先にはまたグレーの部屋と層を重ねるような構成により広がりを獲得しています。1階は2階床のガラスを通して採光を確保しています。
個人住宅
所在地/神奈川県川崎市
構造・規模/木造・地上2階建て
敷地面積/82.05㎡ 建築面積/49.14㎡ 延べ床面積/98.28㎡
設計監理/清水勝広/清水勝広建築工房(担当;渡辺知哉)
施工/本間建設株式会社
家具製作/ニュウファニチャーワークス
竣工/2005年10月